M&Aキャピタルパートナーズが、2023年8月に物流業界の企業のM&Aを支援する専門家チーム「物流業界プロフェッショナルチーム」を立ち上げたそうです。
立ち上げの背景は以下の通りです。
- 現状の物流業界には、ドライバーの高齢化、慢性的な人材不足、人件費高騰などの課題がある。そんな中、2024年4月にはトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が物流業界企業にも適用される「2024年問題」が差し迫っている
- 物流業界では、上記の課題解決のため経営基盤を強化するためのM&Aが活発化している
- M&Aキャピタルパートナーズは物流業界の企業のM&Aによる成長戦略や事業承継をさらに強力に支援するため、物流業界で豊富なM&A支援実績を持つM&Aアドバイザーで構成される「物流業界プロフェッショナルチーム」を設立
所感
物流業界については長らく様々な課題が残っている状態ですが、やはり人材不足が一番の問題だと思います。ドライバーの絶対数が足りないこともありますが、ドライバーの労働環境や待遇が悪いことによる離職などが大きな課題としてあると思います。やはり、その辺りの管理は中小・中堅企業ではずさんになってしまうリスクがあります。
M&Aによりそのような管理機能を別の会社に任せることで、経営管理機能の強化・効率化を図っているのでしょう。今回の、M&Aキャピタルパートナーズの物流業界M&Aプロフェッショナルチームの立ち上げは、そのような機会を上手く捉えた取組だと思います。中堅の物流企業についてはM&Aのノウハウを保有していないことも多いと考えられます。
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