【Excel】加重平均を計算する方法

Excelでは、AVERAGE関数で算術平均を計算できますが、加重平均を計算するには少し工夫は必要です。

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加重平均を計算する方法

算術平均では、すべてのデータに同じ重要度があると考えますが、加重平均はデータごとに異なる重要度を考慮します。

たとえば、以下のような商品別売上に基づき、商品の平均単価を求めます。

算術平均で平均単価を求めるのであれば、各単価を合計した数値を商品数「3」で割ります。

(1,300 + 2,600 + 3,200) ÷ 3 = 2,367

しかし、単純な算術平均では売上個数の差を反映できず、単価の高いものが高く評価され、単価の低いものが低く評価されてしまいます。

そこで、売上個数を踏まえた加重平均に基づき、平均単価を計算します。計算式としては売上合計を売上個数で割ります。

加重平均 = 売上合計 ÷ 売上個数

それぞれの値を算出するための表を作成します。

売上合計はSUMPRODUCT関数を使うことで効率的に計算できます。SUMPRODUCT関数は、指定された複数の配列の対応する数値同士を掛け算し、それらの積の合計を表示させます。

=SUMPRODUCT(B3:B5,C3:C5)

これで売上合計が表示されます。

売上個数合計を計算するには、SUM関数を使って売上個数の列を選択します。

これで売上個数合計が表示されます。

最後に加重平均を計算するため、「売上合計 ÷ 売上個数合計」を行います。

=F3/F4

これで加重平均単価を計算することができます。

加重平均では売上個数の差を反映して平均単価が少なくなっています。

算術平均加重平均
2,367円2,317円
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この記事を書いた人

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