ExcelではMAX関数、MIN関数を使うことで最大値、最小値を算出できることは有名ですが、LARGE関数、SMALL関数を使って〇番目に大きい、小さい数を出すことも可能です。
「デキる社員の100のコンピテンシー」では、マインドセットとスキルセットに分けて、どのような時代、どのような場所においても通用するコンピテンシーを紹介しています。
マインドセットでは、仕事に対する考え方や信念、価値観などの、思考や行動の基盤となる心の持ち方を解説しています。また、スキルセットについては、仕事を遂行するために必要な能力・技術を解説しています。
MAX関数、MIN関数
まずMAX関数、MIN関数を使って最大値、最小値を出す方法を紹介します。
MAX関数
MAX関数では、複数の数値、または、数列の中から最も大きい値を表示することができます。
関数 | 役割 |
---|---|
MAX(数値1,数値2…) | 数値1,数値2…の中から最も大きい値を表示する |
MAX(数列) | 数列の中から最も大きい値を表示する |
たとえば、以下のように10社の中から最大値を算出するには以下のようにC列を選択します。
=MAX(C4:C13)
そうすると、10社の売上の中から最も大きい値を表示することができます。
MIN関数
MIN関数では、複数の数値、または、数列の中から最も小さい値を表示することができます。MAX関数と同様で、数値、数列を指定します。
関数 | 役割 |
---|---|
MIN(数値1,数値2…) | 数値1,数値2…の中から最も小さい値を表示する |
MIN(数列) | 数列の中から最も小さい値を表示する |
たとえば、以下のように10社の中から最小値を算出するには以下のようにC列を選択します。
=MIN(C4:C13)
そうすると、10社の売上の中から最も小さい値を表示することができます。
LARGE関数、SMALL関数を使って〇番目に大きい、小さい数を探す方法
次にLARGE関数、SMALL関数を使って〇番目に大きい、小さい数を出す方法です。
LARGE関数
LARGE関数では、選択した範囲から〇番目に大きい値を表示することができます。
関数 | 役割 |
---|---|
LARGE(配列,順位) | 数列の中から大きい方から指定した順位の値を表示する |
たとえば、以下のように10社の売上の中から3番目に大きい値を表示するには、以下のようにC列を範囲として選択し、順位に「3」を入れます。
=LARGE(C4:C13,3)
そうすると、10社の売上の中から3番目に大きい値を表示させることができます。
SMALL関数
SMALL関数では、選択した範囲から〇番目に小さい値を表示することができます。
関数 | 役割 |
---|---|
SMALL(配列,順位) | 数列の中から小さい方から指定した順位の値を表示する |
たとえば、以下のように10社の売上の中から3番目に大きい値を表示するには、以下のようにC列を範囲として選択し、順位に「3」を入れます。
=SMALL(C4:C13,3)
そうすると、10社の売上の中から3番目に小さい値を表示させることができます。
〇番目に大きい、小さい値を強調する
LARGE関数、SMALL関数を活用することで、〇番目に大きい、小さい値のセルを目立たせることができます。
強調させたい数列を選択し、「条件付き書式⇒新しいルール」を選択します。
そして、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」し、以下のように数式を入力します。選択する範囲には絶対参照を用います。書式は任意のものを設定します。
=C4=LARGE($C$4:$C$13,3)
「OK」をクリックすることで10社の売上の中から3番目に大きい値が強調されます。
同じようにSMALL関数を用いても10社の売上の中から3番目に小さい値を強調させることができます。下図では緑色で強調させています。
このように数式を使用することで、正確に指定したセルを強調することができます。
「デキる社員の100のコンピテンシー」では、マインドセットとスキルセットに分けて、どのような時代、どのような場所においても通用するコンピテンシーを紹介しています。
マインドセットでは、仕事に対する考え方や信念、価値観などの、思考や行動の基盤となる心の持ち方を解説しています。また、スキルセットについては、仕事を遂行するために必要な能力・技術を解説しています。
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