同じフォーマットの複数の表をVSTACK関数を使って一つにまとめる方法を紹介します。
目次
VSTACK関数で複数の表を結合する方法
まず、同じフォーマットの表がある複数のシートとそれらをまとめるためのシートを準備します。ここでは、営業記録として担当者、担当商品名、売上を整理した表を一つのシートにまとめていきます。

この際、まとめのシートには項目名を記載しておきます。

ここではVSTACK関数を使用して複数の表を結合します。
=VSTACK(配列1, [配列2], …) |
---|
配列で指定した表を結合する。 |
まとめのシートの表の左上に以下のように数式を入力します。
=VSTACK(東京!A4:C9,大阪!A4:C8,福岡!A4:C8)

引数にはそれぞれのシートの表の範囲を選択していきます。この際、項目名は記載しているので、データの部分だけを選択していきます。

東京、大阪、福岡とそれぞれのシートの範囲を選択し、確定するとそれぞれの表がまとめのシートに結合されます。

関数を使っているので、元のデータを変更すると、まとめのデータも更新されます。たとえば、東京シートの田中さんの売上を250万円に変更するとまとめのシートも250万円に更新されます。

データを追加する際は、元のデータ範囲の途中に追加する必要があります。末尾に追加した場合は、VSTACK関数の結果には反映されないので、注意してください。
VSTACK関数では複数のデータを簡単に結合することができ、データの追加や変更にも柔軟に対応できるという特徴があります。複数人で編集するようなExcelシートなどで結果をまとめたい場合などに役に立ちます。
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