【Excel】COUNTIF関数、SUMIF関数、AVERAGEIF関数などで条件に「~以上」「~以下」を指定する方法

COUNTIF関数、SUMIF関数、AVERAGEIF関数などでは、条件に「~以上」「~以下」といった範囲を指定することができます。ただし、条件の指定方法に少し工夫が必要になります。

目次

COUNTIF関数、SUMIF関数、AVERAGEIF関数などで条件に「~以上」「~以下」を指定する方法

「80点」の人を条件とする

まず、以下のような点数の一覧から80点の人の人数を数えます。

ここでは、条件に合致するデータの個数を数えるCOUNTIF関数を使用します。1つ目の引数には点数の列を選択し、2つ目の引数に条件として「80」を指定します。

=COUNTIF(B3:B17,80)

これで2人という結果が表示されます。

「80点以上」「80点以下」の人を条件とする

「80点以上」「80点以下」の人を条件とする場合は、条件をダブルクォーテーション(”)で囲んで条件を指定します。COUNTIF関数の「検索条件」は、数式ではなく文字列として扱われる必要があり、比較演算子(>、<、>=、<=、<>)を文字列として認識させるためです。

たとえば、「80点以上」を条件とする場合、以下のように条件式をダブルクォーテーション(”)で囲みます。

=COUNTIF(B3:B17,”>=80″)

これで「80点以上」の人数「6人」が表示されます。

「80点以下」を条件とする場合も同様で、「~以下」という条件式をダブルクォーテーション(”)で囲みます。

=COUNTIF(B3:B17,”<=80″)

これで「80点以下」の人数「11人」が表示されます。

条件に合致するデータを合計するSUMIF関数でも同じように条件を指定します。たとえば、「80点以上」の人の点数を合計するには以下のように数式を入力します。

=SUMIF(B3:B17,”>=80″)

これで「80点以上」の人の点数を合計した「526点」が算出されます。

条件に合致するデータの平均点数を算出するにはAVERAGEIF関数を使用します。たとえば、「80点以上」の人の平均点数を算出するには以下のように数式を入力します。

これで「80点以上」の人の平均点数「88点」が算出されます。

基準値にセル参照を使用する場合

基準値となる数値を別のセルを参照する場合、比較演算子をダブルクォーテーション(”)で囲み、&で接続した上で該当のセルを参照します。たとえば、基準点となる「80」をセルD5に記載した場合は以下のように数式を入力します。

=COUNTIF(B3:B17,”>=”&D5)

これで「80点以上」の人数を数えることができます。

セルD5の値を変更すれば、それに合わせて数式を入力したセルの値も更新されます。

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この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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