【Excel】FILTER関数、SORT関数を用いてカテゴリごとにランキング形式で並べ替える

2025年版実務で役立つExcel新機能・新関数

2021年以降を中心にExcelに追加された機能・関数の中で特に実務に役立つものについて解説しています。基本的な使い方や他の機能・関数と組み合わせた応用テクニックも紹介しています。

コンサル流実務で役立つExcelテクニック

コンサルタントとして様々なプロジェクトに従事してきた著者が、実務において実際に活用したExcelのテクニックを紹介します。著者自身が「あれ?どうすればいいんだろう」と悩んだ部分を中心にピックアップしています。


次のような営業成績表があったとき、勤続年数X年目の人だけを営業成績のランキングに並べ替えたいと思います。

今回はFILTER関数でカテゴリを絞り込み、SORT関数でランキング形式で並べ替えます。

目次

FILTER関数、SORT関数を用いてカテゴリごとにランキング形式で並べ替える

まず、並べ替え用の表を作成します。

入力したい表の左上(ここではセルH4)にカーソルを合わせ、次の通りに入力します。

=SORT(FILTER(B4:D18,C4:C18=C6),3,-1,FALSE)

ここでは2つの関数を用いています。

SORT関数では、SORT(配列,並べ替えインデックス,並べ替え順序,並べ替え基準)のように記述します。

項目意味
配列元の表のデータ部分
並べ替えインデックス並べ替えの基準としたい列や行
今回は営業成績を基準としたいので、3列目の「3」と記述
並べ替え順序並べ替えの順序として昇順(少ない順)、降順(多い順)を選択します。
昇順:1
降順:-1
並べ替え基準並べ替えの基準を列か行を選択します。今回は行を並べ替えたいので、「FALSE」を記述します。
列で並べ替え:TRUE
行で並べ替え:FALSE

次にFILTER関数では、SORTの配列を特定の値を含むものに絞り込みます。

FILTER関数では、FILTER(配列,含む)のように記述します。

項目意味
配列元の表のデータ部分
含む絞り込みたい条件を指定
「絞り込みたい列=指定する値」で記載します。
「勤続年数の列=2年」を「C4:C18=C6」のように記述します

上記を記述し、Enterキーを押すと下図のように勤続年数2年の人が営業成績の順でランキング形式で並べ替えることができます。

SORT関数では、元のデータを維持しながら並び替えることができるので、色々な順序でデータを見たい場合におすすめの関数です。是非活用してみてください。

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この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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