【Excel】表をテーブルに変換する4つのメリット

Excelの意外に使われていない機能としてテーブル機能があります。以下では、表をテーブルに変換する4つのメリットを紹介します。

目次

テーブルへの変換方法

テーブルに変換したいデータのどこかにカーソルを合わせた状態で、「Ctrl+T」を押せば自動的に範囲を選択してくれます。この際、空白行や空白列があると選択範囲が途切れてしまうので、手動で範囲を選択するようにします。

「OK」を押せば、テーブルに変換されます。一見すると普通の表ですが、様々なメリットがあります。

表をテーブルに変換する4つのメリット

デザイン設定が楽

まず、テーブルに変換したデータはデザイン設定が非常に楽になります。テーブルを選択した状態で、テーブルデザインタブのテーブルスタイルを展開します。

そうすると、様々なテーブルスタイルが表示されます。

クリックすれば、簡単にデザインを変更することができます。

また、テーブルデザインタブの「テーブルスタイルのオプション」で「集計行」にチェックを入れれば、一番下に行が作成され、数値データを合計した値が表示されます。

「最初の列」にチェックを入れれば、A列のデータが太字で強調されます。

このようにテーブルに変換することで、表のデザインを柔軟に変更することができます。

スライサーを使った効率的なフィルタリング

テーブルでは、スライサーという機能を使用することができます。スライサーでは、データの絞り込みを効率的に行うことができます。

テーブルデザインタブから「スライサーの挿入」をクリックします。

「スライサーの挿入」ウィンドウが表示されるので、フィルタリングを行いたい項目を選択します。

「OK」を押すと、それぞれの項目のデータがボタンで表示されます。

ボタンをクリックすれば、該当のデータで絞り込むことができます。

「複数選択」をクリックすれば、複数のデータで絞り込むことができます。

通常の表のフィルターメニューからデータを選択するよりも効率的にフィルタリングができます。

数式がわかりやすくなる

テーブルに変換することで、数式がわかりやすくなるというメリットがあります。

まず、より数式をわかりやすくするため、テーブルの名前を変更しておきます。標準では「テーブル○」という名前がついていますが、任意の名前に変更することができます。

ここでは、「注文データ」という名前を付けます。

たとえば、売上合計を算出するためSUM関数を挿入し、「購入金額」のデータを選択します。そうすると、以下のような数式が表示されます。「注文データ」テーブルの「購入金額」列を選択していることを意味します。

=SUM(注文データ[購入金額])

また、COUNTIF関数を使って「埼玉県在住の顧客数」を集計する場合は、数式は以下のようになります。

=COUNTIF(注文データ[所在地],”埼玉県”)

SUMIF関数を使って「会社員の購入金額合計」を集計する場合は、数式は以下のようになります。

=SUMIF(注文データ[職業],”会社員”,注文データ[購入金額])

テーブル名と列数が数式に表示されるので、数式の意味がわかりやすくなります。

データの範囲が自動的に拡張される

テーブルに変換すると、データを下に追加すれば、自動的に範囲が自動的に拡張されます。

追加したデータには自動的にテーブルが適用され、テーブルを参照している数式の計算結果も自動的に更新されます。

また、テーブルの範囲を参照しているグラフもデータが自動的に追加されます。

下にデータを追加すると、グラフにも反映されます。

このように表をテーブルに変換することで、様々なメリットがあります。

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この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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