【Excel】地理データ取得は使える!?結論:時系列データはあまり使えない…

2025年版実務で役立つExcel新機能・新関数

2021年以降を中心にExcelに追加された機能・関数の中で特に実務に役立つものについて解説しています。基本的な使い方や他の機能・関数と組み合わせた応用テクニックも紹介しています。

コンサル流実務で役立つExcelテクニック

コンサルタントとして様々なプロジェクトに従事してきた著者が、実務において実際に活用したExcelのテクニックを紹介します。著者自身が「あれ?どうすればいいんだろう」と悩んだ部分を中心にピックアップしています。


Microsoft 365版のExcelでは、地理データを簡単に取得することができます。しかし、人口、GDP、出生率、最低賃金などはデータが古くあまり使えないと思います。その一方で、国旗、正式名称、公用語、首都など普遍的なデータの取得には役に立つと思います。

目次

地理データの取得方法

まず、データを取得したい国名を記載します。

国名を選択した状態で、データタブの「データの種類」で「地理」をクリックします。

そうすると、国名が英語になり、各国の地理データを取得できる状態になります。

国名のセルの右上にあるアイコンをクリックすると、取得できるデータの一覧が表示されます。

たとえば、「Image」は国旗の画像を意味します。

そうすると、日本の国旗の画像が表示されます。

「Official name」は国名の正式名称を意味します。

クリックすれば、右に「日本国」というデータが追加されます。

公用語は「Official language」、首都は「Capital/Major City」をクリックすれば、取得することができます。

他の国のデータを表示させるには、日本の行に入力されている数式をコピー&ペーストします。

そうすると、各国名のデータが表示されます。

ただし、表示されるデータは以下の点に注意が必要です。

  • 複数のデータがある場合は、縦に表示される(例:シンガポールの4つの公用語)。既にデータがある場合は、「#スピル!」エラーが発生する。
  • 該当するデータが存在しない場合は、「#CONNECT!」エラーが発生する(例:シンガポールの首都)。

上記のように長期間変わらない普遍的なデータについては、この機能は役に立ちます。

時系列データについても同じ方法で取得できます。たとえば、人口は「Population」をクリックします。

そうすると、人口が表示されます。

しかし、このデータはいつのものかということが問題です。

データの時期は、国名の左側のアイコンをクリックすれば確認できます。これを見れば、人口「Population」は2022年のデータであることが確認できます。

このデータの確認時期は2025年なので、相当古いデータが表示されていることがわかります。

他の時系列データも取得できますが、いずれも古いデータもしくは時期不明のデータです。

そのため、時系列データの使い道はあまりないと思います。きちんと各国の統計資料から最新の正確なデータを探すことをおすすめします。

2025年版実務で役立つExcel新機能・新関数

2021年以降を中心にExcelに追加された機能・関数の中で特に実務に役立つものについて解説しています。基本的な使い方や他の機能・関数と組み合わせた応用テクニックも紹介しています。

コンサル流実務で役立つExcelテクニック

コンサルタントとして様々なプロジェクトに従事してきた著者が、実務において実際に活用したExcelのテクニックを紹介します。著者自身が「あれ?どうすればいいんだろう」と悩んだ部分を中心にピックアップしています。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
Youtubeで動画投稿もしていますので、是非フォローお願いします。

コメント

コメントする

目次