この記事では、以下のような日付から年・月・日を取得する2つの方法を紹介します。

目次
YEAR関数、MONTH関数、DAY関数を使用する方法
1つ目の方法は、YEAR関数、MONTH関数、DAY関数を使用する方法です。これらは、指定された日付の年・月・日の値を返す関数です。
YEAR関数の引数に、日付のセルを指定します。

Enterで確定すると、年の「2025」が抽出されます。

同じようにMONTH関数の引数に日付を指定すれば、月の「3」という値が抽出されます。


DAY関数の引数に日付を指定すれば、日の「4」という値が抽出されます。


これらの数式を下にコピーすれば、一気に年・月・日を取得することができます。

TEXTSPLIT関数を使用する方法
2つ目はTEXTSPLIT関数を使用する方法です。TEXTSPLIT関数はMicrosoft365版のExcelに新しく追加された関数で、記号などで区切られた文字列を効率的に分割することができます。この方法であれば、一つの関数で一気に年・月・日を取得することができます。
=TEXTSPLIT(文字列, 列の区切り文字, 行の区切り文字, 空白を無視する, 大文字と小文字の区別) |
---|
文字列を指定した区切り文字で分割し、複数のセルに表示させる。列の区切り文字を指定すれば、横方向のセルに展開され、行の区切り文字を指定すれば、縦方向のセルに展開される。 |
年を表示させるセルに以下のように数式を入力します。ここでは、日付のデータを一度文字列に変換させた上で、TEXTSPLIT関数で「/(スラッシュ)」を基準に分割し、最後にVALUE関数で数値データに変換しています。
=VALUE(TEXTSPLIT(TEXT(A2,”yyyy/m/d”),”/”))

数式 | 役割 |
---|---|
VALUE(…) | TEXTSPLIT関数で分割した文字列を数値に変換する。 |
TEXTSPLIT(TEXT(A2,”yyyy/m/d”),”/”) | 文字列として表示されている日付を「/(スラッシュ)」を基準に分割する。 |
TEXT(A2,”yyyy/m/d”) | 日付データを文字列に変換する。 |
Enterで確定すれば、年・月・日が一気に表示されます。

数式を下にコピーすれば、それぞれの年・月・日が表示されます。

コメント