Excelでは、日付から様々な形式で年・月・日・曜日・元号を取得することができます。年・月・日に関しては数値で取得する方法と文字列で取得する方法があります。
「デキる社員の100のコンピテンシー」では、マインドセットとスキルセットに分けて、どのような時代、どのような場所においても通用するコンピテンシーを紹介しています。
マインドセットでは、仕事に対する考え方や信念、価値観などの、思考や行動の基盤となる心の持ち方を解説しています。また、スキルセットについては、仕事を遂行するために必要な能力・技術を解説しています。
年・月・日を数値で取得する方法
まず、年・月・日を数値で取得する方法です。この方法で取得したデータは数字として計算に利用することもできます。関数としては、それぞれYEAR関数、MONTH関数、DAY関数を使用します。
取得内容 | 関数 | 表示内容(2024年11月18日の場合) |
---|---|---|
年 | YEAR(日付) | 2024 |
月 | MONTH(日付) | 11 |
日 | DAY(日付) | 18 |
たとえば、セルA2の日付「2024/11/18」に関して、年・月・日を数値データで取得する場合は以下のように数式を入力します。
- 年:=YEAR($A$2)
- 月:=MONTH($A$2)
- 日:=DAY($A$2)
日付から数値形式でデータを取得することで、財務分析や請求金額の集計などに活用することができます。
文字列で年・月・日・曜日・元号を取得する方法
次に、日付から文字列として年・月・日・曜日・元号を取得する方法です。この場合、取得されるデータは文字列なので、計算には利用できませんが、より柔軟な表示形式を指定することができます。
日付から文字列として年・月・日・曜日・元号を取得するには、TEXT関数を使用します。TEXT関数とは、数字や文字の書式を関数によって変更する関数です。
関数 | 役割 |
---|---|
TEXT(値,表示形式) | 値の表示形式を変換する |
TEXT関数については下記記事も参考にしてみてください。
それぞれの関数と表示内容をまとめると以下の通りになります。
取得内容 | 関数 | 表示内容(2024年11月18日の場合) | ||
---|---|---|---|---|
年 | 西暦 | 下2桁 | TEXT(日付,”yy”) | 24 |
下4桁 | TEXT(日付,”yyyy”) | 2024 | ||
和暦 | TEXT(日付,”e”) | 6 | ||
月 | 数字 | TEXT(日付,”m”) | 11 | |
英語 | 正式名称 | TEXT(日付,”mmmm”) | November | |
略称 | TEXT(日付,”mmm”) | Nov | ||
日 | 数字 | TEXT(日付,”d”) | 18 | |
曜日 | 日本語 | 正式名称 | TEXT(日付,”aaaa”) | 月曜日 |
略称 | TEXT(日付,”aaa”) | 月 | ||
英語 | 正式名称 | TEXT(日付,”dddd”) | Monday | |
略称 | TEXT(日付,”ddd”) | Mon | ||
元号 | 日本語 | TEXT(日付,”ggg”) | 令和 | |
英語 | TEXT(日付,”g”) | R |
たとえば、セルA2の日付「2024/11/18」に関して、年・月・日・曜日・元号を文字列で取得する場合は以下のように数式を入力します。
- 年を西暦で下2桁を表示:=TEXT($A$2,”yy”)
- 年を西暦で下4桁を表示:=TEXT($A$2,”yyyy”)
- 年を和暦で表示:=TEXT($A$2,”e”)
- 月を数字で表示:=TEXT($A$2,”m”)
- 月を英語の正式名称で表示:=TEXT($A$2,”mmmm”)
- 月を英語の略称で表示:=TEXT($A$2,”mmm”)
- 日を数字で表示:=TEXT($A$2,”d”)
- 曜日を日本語の正式名称で表示:=TEXT($A$2,”aaaa”)
- 曜日を日本語の略称で表示:=TEXT($A$2,”aaa”)
- 曜日を英語の正式名称で表示:=TEXT($A$2,”dddd”)
- 曜日を英語の略称で表示:=TEXT($A$2,”ddd”)
- 元号を日本語で表示:=TEXT($A$2,”ggg”)
- 元号を英語で表示:=TEXT($A$2,”g”)
TEXT関数では複数の表示形式を組み合わせたり、任意の文字を追加することができます。
たとえば、表示形式を以下のようにカスタマイズすることで柔軟に表示を変えることができます。
- 2024年11月:=TEXT($A$2,”yyyy年m月”)
- 18日(月) :=TEXT($A$2,”d日(aaa)”)
- 令和6年:=TEXT($A$2,”ggge年”)
このような表示形式の工夫をすることで、資料などをより分かりやすくすることができます。
「デキる社員の100のコンピテンシー」では、マインドセットとスキルセットに分けて、どのような時代、どのような場所においても通用するコンピテンシーを紹介しています。
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