【Excel】数値を四捨五入/切り上げ/切り捨てを行う方法

2025年版実務で役立つExcel新機能・新関数

2021年以降を中心にExcelに追加された機能・関数の中で特に実務に役立つものについて解説しています。基本的な使い方や他の機能・関数と組み合わせた応用テクニックも紹介しています。

コンサル流実務で役立つExcelテクニック

コンサルタントとして様々なプロジェクトに従事してきた著者が、実務において実際に活用したExcelのテクニックを紹介します。著者自身が「あれ?どうすればいいんだろう」と悩んだ部分を中心にピックアップしています。


Excelでは以下のような関数を使って簡単に四捨五入/切り上げ/切り捨てを行うことができます。

ROUND(数値, 桁数)
「数値」を指定した「桁数」に四捨五入する。
ROUNDUP(数値, 桁数)
「数値」を指定した「桁数」に切り上げる。
ROUNDDOWN(数値, 桁数)
「数値」を指定した「桁数」に切り捨てる。

整数に四捨五入/切り上げ/切り捨てを行う

たとえば、以下のような小数の数字を整数に四捨五入/切り上げ/切り捨てを行います。

整数に四捨五入する場合は、ROUND関数を使用し、2つ目の引数で「0」を指定します(省略でも可)。

=ROUND(A2,0)

これで元の値を整数に四捨五入することができます。

切り上げの場合は、ROUNDUP関数を使用します。2つ目の引数には、ROUND関数と同じように「0」を指定します。

=ROUNDUP(A2,0)

これで元の値を整数に切り上げることができます。

切り捨ての場合は、ROUNDDOWN関数を使用します。2つ目の引数には、同じように「0」を指定します。

=ROUNDDOWN(A2,0)

これで整数に切り捨てることができます。

数式を下にコピーすれば、すべての値を変換することができます。

整数を概数で丸める

今度は以下のような金額のデータを千の位(4桁目)で四捨五入/切り上げ/切り捨てを行い、数値を丸めたいと思います。

整数の4桁目を指定する場合は、2つ目の引数に「-4」を指定します。

これで千の位(4桁目)で四捨五入/切り上げ/切り捨てを行うことができます。

下にコピーすれば、すべての金額を変換することができます。

桁数の指定を「-5」に変更すれば、

万の位(5桁目)で四捨五入/切り上げ/切り捨てを行うことができます。

小数を概数で丸める

今度は小数を概数で丸めたいと思います。たとえば、小数第四位の数字で四捨五入/切り上げ/切り捨てを行います。

小数第四位を指定するには、2つ目の引数に「3」を指定します。

これで小数第四位の数字で四捨五入/切り上げ/切り捨てを行うことができます。

下にコピーすれば、すべての値を変換することができます。

桁数の指定を「4」に変更すれば、

小数第五位で四捨五入/切り上げ/切り捨てを行うことができます。

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この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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