日幸電機製作所、下請業者に金型等625個を無償で保管させた行為が下請法に違反

2025年12月6日

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概要

公正取引委員会は、日幸電機製作所に対し、下請法違反があったとして勧告を行った。

日幸電機製作所は、自社が販売する部品の製造を委託している下請事業者20名に対し、自社所有の金型及び木型（金型等）を貸与していた。遅くとも2023年10月1日から2025年7月20日までの間、当該金型等を用いて製造する部品の発注を長期間行わないにもかかわらず、合計625個の金型等を自己のために無償で保管させていた。

この行為により、下請事業者の利益を不当に害していたと認められた。

同社は、2024年10月28日から2025年7月20日までの間に、金型等625個を全て回収している。無償保管させていたことによる費用相当額として、総額4,238,300円を、2025年7月20日までに下請事業者へ支払っている。