「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?
SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。
本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。
- 炎上の構造と真の原因
- 30の最新事例からの具体的な教訓
- 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
概要
2025年12月2日、北海道大学大学院情報科学研究院は研究室に所属していた学生の個人情報が記載されたファイルが持ち去られた可能性があることを報告。
2025年10月6日、研究室に所属不明の学生風の人物が侵入し、ユーザー認証済みのまま離席中だった研究室内のパソコンを操作しているところを、所属学生が発見した。発見者が問いただしたところ、侵入者は「使用している学生から頼まれた」と説明し、退室・退去した。
パソコンの詳細調査の結果、研究室で共有されていたデータファイルがダウンロードされた形跡、およびUSBメモリが接続された形跡が確認された。流出したデータファイルには、当該研究室に所属していた学生の氏名、卒業年度、学位、就職先の会社名が記録されていた。
原因仮説
研究室の入退室管理の甘さ
外部の人間(または所属外の学生)の出入りに対するチェック体制や施錠管理が不徹底だった可能性がある。
データ管理とアクセスの問題
機密性の高い情報(学生の氏名、就職先など)を含むファイルが、研究室内のパソコンにローカルで共有されており、USB接続やダウンロードが可能な状態にあったと考えられる。また、業務用や研究用パソコンに対し、未登録のUSBメモリの接続やデータ書き出しを制限するセキュリティ設定(デバイス制御)が適用されていなかった。
影響
研究室に所属し、卒業、修了または中退した学生106名の情報(年度、氏名、学位、就職先(会社名のみ))が漏えいした可能性がある。
対応
再発防止に向けた以下の対応を実施。
- 本研究院に所属する教職員・学生に対する個人情報の適切な取扱い(ファイルへのパスワード付与等)の徹底及び継続的な注意喚起
- 本研究院内の入室管理(常時施錠等)、認証・アクセス制御の強化(PC のロック、共有ドライブのユーザー権限を定期的に更新等)等の徹底
URL
https://www.ist.hokudai.ac.jp/news/n2512/n2512.pdf
「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?
SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。
本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。
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