「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか？
SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。
本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。
- 炎上の構造と真の原因
- 30の最新事例からの具体的な教訓
- 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
概要
2025年9月5日、長岡市教育委員会は長岡市立学校に勤務する事務職員による学校預り金の不正経理を発表した。
当該職員は2022年7月から2025年5月にかけて、教材費や修学旅行積立金など保護者からの預り金を管理する19の口座から、校長の決裁などなく不正に現金を引き出していた。
2025年5月11日に、当該職員から学校長に対し、預り金を着服したと申出があり、内部調査をした結果、1,346万円の着服金が判明。
原因仮説
公金管理体制の杜撰さ
当該事務職員一人に預り金の管理権限が集中していた可能性があり、校長を含む管理職による日常的な監視やダブルチェックが機能していなかった。
長期にわたる内部監査・会計検査の機能停止
約3年間にわたり、不正な引き出しが19の口座から繰り返されていたにも関わらず、発覚しなかった。このことから、教育委員会や外部監査による定期的な会計検査が、書類上の確認のみに終始し、通帳残高と帳簿の突合、現金の残高確認などの実地検査を徹底していなかった可能性がある。
影響
2022年7月から2025年5月にかけて13,469,915円が着服されていた。すでに全額が返済されている。
対応
金澤俊道・教育長は、改めて学校に対する指導を徹底するとコメント。
URL
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/cate02/houdou-shiryou/file/20250905-02.pdf
「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか？
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