県立広島大学、事務職員がサークルから714万円を着服

2025年10月12日2025年11月24日

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか？

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

炎上の構造と真の原因
30の最新事例からの具体的な教訓
炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略

概要

2025年10月10日、県立広島大は事務職員が虚偽の説明により、学生サークル等から金銭を受け取り、私的に流用していたことを公表した。

本部事務部教学課法人契約職員（20代）は、2024年3月から2025年9月にかけて、自身の立場を利用し、本来の職務ではない学生サークル間の金銭調整役であるかのように振る舞った。「他のサークルで必要になったので代わりに貸してほしい、後日返金する」などと虚偽の説明を行い、複数の学生サークル等の会計から金銭を振り込ませた。

受け取った金銭は私的に公営ギャンブルに使われた。現時点で判明している被害額は本人及び家族により全額返金されている。