福岡県北九州市、下水道管渠更生工事で誤発注

概要

福岡県北九州市は、2025年9月12日に上下水道局が発注した「中吉田四丁目地内（その１）管渠更生工事」において誤発注があり、契約を解除したことを報告。

2026年度、小倉南区まちづくり整備課が、下水道台帳システムに基づき、管渠更生工事の施工箇所を選定した。発注前、職員2名が現地マンホールを開けて未施工の確認（目視）を行ったが、これが誤認であった。

2025年7月17日に上下水道局東部工事事務所にて契約後、受注者が現地調査したところ、全区間において既に施工済みであることが判明し、市に報告があった。

8月4日に受注者に謝罪し、契約解除を行う旨を説明し、8月18日に契約解除通知書を交付。

公表された原因

• 工事発注の担当者が、下水道台帳システムの一部改修に伴い、管渠更生工事の完了路線の確認方法が変更されたことへの認識が不足。そのため、下水道管の路線情報の確認が不十分となり、誤って未施工と判断した。
• 現地確認においても、確認するマンホールを間違え、誤って未施工と判断した。

影響

請負金額17,317,850円の契約解除。損害賠償については協議中。

対応

以下の再発防止策を表明。

• 下水道台帳システムによる確認の徹底及び確認手順の周知の実施
• 工事対象箇所の事前確認を徹底する

URL

https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/001162068.pdf