ぐんまちゃん公式情報、「この県（くに）を愛して何が悪い！！」投稿炎上

2025年10月14日2025年11月24日

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか？

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

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概要

2025年7月14日、ぐんまちゃん公式情報は公式X（旧Twitter）で、13日の投稿について謝罪。

2025年7月13日17時に、ぐんまちゃんの公式Xアカウントから「この県（くに）を愛して何が悪い！！」というコメントとともに、オレンジ色のパーカーを着たスタッフと一緒に片手をあげている写真が投稿された。

この投稿が、参政党が用いるイメージカラー（オレンジ色）と類似しており、特定の政党を指示していると解釈された。また、「この県（くに）を愛して何が悪い！！」というフレーズも愛国主義的な内容であったためマスコットキャラの政治利用だと解釈された。

特に、選挙期間中（参議院選挙）という政治的に敏感な時期であったため、「政治的中立性に反する」「排外主義に加担するのか」「マスコットの政治利用は良いのか」といった批判が集中した。

「県」を「くに」と読ませたこと、過去のポストではほとんど登場していないスタッフがオレンジ色のパーカーを着用し、写っていることも政治的意図があるのではと解釈される原因となった。

原因仮説

公的マスコットの「政治的中立性」への意識欠如

ぐんまちゃんは群馬県の公式マスコットであり、特定の政治的立場やイデオロギーを示すことは禁じられる。投稿が、選挙期間中という最も政治的に敏感な時期になされた。このタイミングで特定の政治的主張と解釈される表現や類似のイメージカラーを使用することの重大なリスクを、運営担当者が認識していなかった可能性がある。

投稿前のリスク評価と文脈チェックの失敗

投稿前のチェック体制において、「選挙期間中」という政治的な文脈を考慮し、「色」や「フレーズ」が特定の政党や主張と結びつけられないかを多角的に評価する手順が欠落していた。

影響

SNS上で批判の声が相次いだ。

対応

当該投稿を削除し、公式X上で政治的意図がないことを説明
群馬県知事が2025年7月17日の定例記者会見で、改めて政治的意図がないことを説明。投稿内容のチェックを撮影後だけではなく、投稿直前にも再度行うようすると説明

URL

7月13日17時に投稿いたしましたぐんまちゃんXでのポストについて、ご説明を申し上げます。
選挙期間中であるにもかかわらず、一部の方に特定の政党を支持しているかのような誤解を招く表現となってしまいました。配慮が足りず、誠に申し訳ございません。
— ぐんまちゃん公式情報 (@gunmachan_info) July 13, 2025