兵庫県、「はばタンPay+」で個人情報漏えい

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

  1. 炎上の構造と真の原因
  2. 30の最新事例からの具体的な教訓
  3. 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
目次

概要

兵庫県は2025年10月23日に、プレミアム付デジタル券「はばタンPay+」子育て応援枠の申込において、申込者の個人情報が漏えいしたことを報告した。具体的には、申請サイト上で申請者本人ではなく別人の申請情報が表示される事象が発生した。誤って二重で申請手続きを行った無効な申請19件のうち、17件が上記の状況となっていた。

ひょうご家計応援キャンペーン プレミアム付デジタル券「はばタンPay+」第4弾について

公表された原因

子育て応援枠の申請システムは、申請者情報を保管する通常のサーバーと、二重申請などの無効な申請を保管するエラー用サーバーの2つを持つ仕様となっている。今回、通常のサーバーとエラー用サーバーの間で連携の不具合が発生し、無効な申請をしてしまった申請完了画面に表示されるマイページボタンのURLが、別人のマイページにつながるものとなっていた。

原因仮説

システム開発・テスト時の品質管理の欠如

公開前のシステムテストにおいて、「二重申請を行う」「申請中にセッションを切れさせる」といったイレギュラーな操作を想定したシナリオテストが不十分であった可能性がある。

影響

17件最大34名の申請者について以下の情報漏えいの可能性がある。

  • 氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、メールアドレス
  • 本人確認資料(マイナンバーカード、こども医療費受給者証、母子手帳)の画像

対応

  • 「はばタンPay+」子育て応援枠の申込を一時停止
  • 原因を解消し、10月27日に申込受付再開を目指す
  • 漏えいの可能性がある申請者(17名)に、電話・メールによる謝罪及び報告
  • 漏えい先(17名)の申請者に、謝罪を行った上で画像が残っている場合には、削除を依頼

URL

https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr07/press/20251023.html

https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr07/press/20251024-2.html

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

  1. 炎上の構造と真の原因
  2. 30の最新事例からの具体的な教訓
  3. 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
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この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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