砥部町、地域農業経営基盤強化促進計画PDFファイルから個人情報漏えい

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

  1. 炎上の構造と真の原因
  2. 30の最新事例からの具体的な教訓
  3. 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
目次

概要

愛媛県砥部町は2025年10月22日に、町ホームページの地域農業経営基盤強化促進計画(地域計画)のPDFファイルから以下の手順で個人情報が確認できることが判明したことを報告した。

  1. 町ホームページに掲載されている目標地図の PDF ファイルをダウンロードする。
  2. 同ファイル内の画像データ(農地の地図)をコピーし、ワードやエクセルに貼り付ける。
  3. 貼り付けた画像データを閲覧すると、個人情報(氏名)が確認できる。

2025年4月1日に町ホームページに地域計画を掲載。9月30日、県外の自治体で類似事案が発生したという報道を受け、農林課職員が確認、該当ファイルを調査したところ、氏名が確認できてしまう手順が判明した。判明後、同日中に当該ページを非公開とした。

原因仮説

不適切な秘匿化方法の使用

PDFのテキスト情報や画像情報を削除する専用の秘匿化機能を使用せずに、氏名などの上から別の画像や図形を重ねて配置するという不適切な秘匿化方法を使用したものと推測される。

チェック体制の不備

計画が2025年4月1日に掲載されてから、約半年後の9月30日に「県外の自治体で類似事案が発生したという報道」を受け、初めて農林課職員が確認し、ミスが判明した。このことから、公開前のダブルチェックや定期的な自己監査といったチェック体制・プロセスが十分に整備されていなかった可能性がある。

影響

10年後に耕作を行う見込みのある農地の所有者氏名 443人分が漏えいした可能性がある。

対応

  • 対象者本人へ文書により通知を行うとともに、町ホームページにおいて本事案を周知
  • 再発防止策として、ホームページで公開する際は、個人情報が閲覧できないようファイルを加工する手順を定め、マニュアル化。その上で、課内においてダブルチェックを実施したうえで、ファイルを公開

URL

https://www.town.tobe.ehime.jp/material/files/group/11/k5667.pdf

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

  1. 炎上の構造と真の原因
  2. 30の最新事例からの具体的な教訓
  3. 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
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この記事を書いた人

Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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