「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?
SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。
本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。
- 炎上の構造と真の原因
- 30の最新事例からの具体的な教訓
- 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
概要
デニーズジャパンは2025年11月7日に、イラストレーター江口寿史氏デザインのイラストの制作物に関する調査結果を以下の通り報告した。
- 2025年10月、江口氏がイベント用に書き下ろしたイラストがSNS上の写真を参考に作成されたとの指摘があった。それを契機に、デニーズが2023年9月にメニューブック・ポスターに使用していた江口氏のイラストも商業雑誌の写真をトレースしている可能性があると指摘された。
- そのため、2024年9月にメニューブック・ポスターに使用していた江口氏のイラストも併せて調査を開始。
- 2024年9月に納品されたイラストについては、江口氏より特定の写真からの引用はないとの回答があった。
- 一方、2023年9月に納品されたイラストについては、江口氏から権利関係の許諾の認識なく、人物部分に関して商業雑誌からの引用で制作を行ったとの説明があった。
原因仮説
「トレース(引用)」行為に対する著作権・倫理的意識の欠如
イラストレーターの江口寿史氏が、他者の著作物(商業雑誌の写真)を、商業利用するイラストの制作過程において、許可なく無断で利用し、著作権および著作者人格権を侵害するリスクを認識していなかった。
納品物チェック体制の不備
2023年9月のイラスト納品時に、イラストが他者の著作権を侵害していないか、または既存の画像からトレースされていないかを確認することを怠った。特に、有名イラストレーターであっても、納品物のオリジナル性に関する著作権上の誓約書を厳密に求めたり、納品イラストを画像検索などで検証するなどのリスク管理ができていなかった。
影響
顧客等への被害は確認されていない。
対応
謝罪の上、広告デザインの制作過程の再点検、および管理体制の強化を徹底することを表明。
URL
https://www.dennys.jp/pdf/251107.pdf
「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?
SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。
本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。
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