牛久市、別人の戸籍証明書を誤交付

概要

2025年10月31日、牛久市は戸籍証明書の誤交付が発生したことを報告した。

2025年10月28日、総合窓口課において、A氏とB氏の2名に対し戸籍証明書の交付を行った際、別人の戸籍証明書が混在した状態で交付してしまう事案が発生した。

2025年10月29日、他課手続きで来庁したA氏からの「戸籍証明書に別人の戸籍証明書が綴じられている」という申出により誤交付が判明した。誤交付が判明した後、誤交付した戸籍証明書は回収された。

公表された原因

A氏の証明書を作成していた職員が、同じプリンタから発行されたB氏の証明書をA氏の証明書とあわせて1通として綴じてしまった。交付前に別の職員が再確認を行ったが、この誤りに気づかなかった。

原因仮説

書類混在を防ぐためのルールの不徹底

プリンタから発行された複数の顧客の書類が混在した状態で取り扱われたことから、申請者ごとに証明書を区別し、完全に分離・管理するという基本的な交付ルールが徹底されていなかった。

「二重チェック」体制の機能不全

再確認作業が、「書類の通数確認」や「宛名と内容の厳密な照合」ではなく、形式的な目視に留まっていた可能性がある。「前の職員が正しくセットしただろう」という先入観を持って確認作業を行ったと推察される。

影響

Ｂ氏の戸籍証明書に記載のあった、Ｂ氏の本籍、筆頭者、氏名、生年月日、父母の氏名、続柄、出生地の情報が漏えいした。

対応

A氏・B氏に謝罪し、二次漏えいがないことを確認。

以下の再発防止に取り組むことを表明。

• 証明書発行手順を定めたチェックシートを見直す
• 課内での発行に際しての確認手順の徹底

URL

https://www.city.ushiku.lg.jp/data/doc/1761886222_doc_1_0.pdf