アイ・ピー・エス・プロ、設定ミスにより197万件の偽装電話

「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?

SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

  1. 炎上の構造と真の原因
  2. 30の最新事例からの具体的な教訓
  3. 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
目次

概要

アイ・ピー・エス・プロは2025年11月21日、提供する電話番号が偽装の上、使用されていたことを報告・謝罪した。

警察庁によれば、同社が提供したIP電話の1回線から、2025年2月8日〜3月14日の間に、発信元を警察署や官庁と装った特殊詐欺の電話が197万件発信された。この悪用された回線が関係する特殊詐欺の被害は少なくとも11件、約2,800万円に上る。

原因仮説

技術的な設定ミス

IP電話システムは発信者番号を自由に変更できる機能を持つが、本来は発信元を警察署や官庁など誤認させる番号に偽装された場合、電話を受ける相手側で非通知などと表示されるよう対策されるべきである。この不正防止のための設定が無効になっていたか、実装されていなかった。

管理・監視体制の不備

わずか1カ月強の間に1回線から197万件という異常な件数の電話が発信されていたにもかかわらず、通信会社側でこの極端な異常値を検知・警告するシステムや体制が機能していなかった。

影響

回線の悪用により、11件、約2,800万円上る詐欺被害が発生した。

対応

再発防止の徹底を図ることを表明。

URL

https://ipspro.co.jp/2025/11/21/20251121-release/

    「悪意はなかった」が通用しない時代。なぜ、あの企業は炎上したのか?

    SNSが普及して十数年が経過しましたが、企業の炎上は一向になくなりません。中小企業から大手企業、公的機関に至るまで、些細な発言や行動が火種となり、瞬時に信頼とブランドを失うリスクが日常となっています。

    本書は、この「なくならない企業の炎上」の根本原因を徹底的に分析し、現代企業が生き残るために必須の危機管理戦略をご提供します。

    1. 炎上の構造と真の原因
    2. 30の最新事例からの具体的な教訓
    3. 炎上を防ぎ、沈静化させる組織戦略
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    この記事を書いた人

    Junyaと申します。本ブログではExcelなどビジネススキルを発信しています。
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