本記事では、Excelで形式が揃っていないデータを正しい形式にする方法を順を追って説明します。
「コンサル流実務で役立つExcelテクニック」では、コンサルタントとして様々なプロジェクトに従事してきた著者が、実務において実際に活用したExcelのテクニックを紹介します。特に次のような業務に従事されている方に役立つテクニックを多く掲載しています。
- データの集計や分析
- 分析したデータの可視化
- 顧客リストの作成・管理
- スケジュールやWBS(Work Breakdown Structure)の作成・管理
- 成績などに基づくランキングの作成
- 従業員の年齢・入社歴の管理
- 事業計画の作成
「デキる社員の100のコンピテンシー」では、マインドセットとスキルセットに分けて、どのような時代、どのような場所においても通用するコンピテンシーを紹介しています。
マインドセットでは、仕事に対する考え方や信念、価値観などの、思考や行動の基盤となる心の持ち方を解説しています。また、スキルセットについては、仕事を遂行するために必要な能力・技術を解説しています。
不揃いなデータ
以下のようにもらったExcelのデータがバラバラになっているということはよくあります。別の担当者が記入した場合、データ入力のルールが定まっていない場合などで発生します。このような場合、一つ一つ入力しなおしては時間がかかるので、関数を用いて修正するのが便利です。
以下を題材として関数を用いて修正をしていきたいと思います。正しい形式はセルA2の「2094-4093」です。

余計な空白を削除する
まず余計な空白があるので、空白を削除したいと思います。

文字列前後の空白を削除する関数はTRIM関数です。カッコ内に空白を削除したいセルを選択し、Enterキーを押すと、文字列の前後の空白が削除されます。A2セルは正しい形式なので、変化はありません。


下の行にもコピーするとセルB5の文字列の頭にある空白行が削除されていることがわかります。

全角を半角に変える
次に文字列に全角が混ざっているので、すべて半角に直します。

文字列を半角にする関数はASC関数です。カッコ内に半角にしたいセルを選択し、Enterキーを押すと、文字列が半角になります。B2セルは正しい形式なので、変化はありません。

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下の行にもコピーするとセルB3、B4、B5の文字列の中にある全角が半角に変わっていることがわかります。

区切り文字を揃える
最後にセルC5の文字列の数字をつなぐ部分がハイフン(-)ではなく、アンダーバー(_)になっているので、ハイフン(-)に直したいと思います。

文字列を置換するための関数はSUBSTITUTE関数です。「=SUBSTITUTE(文字列のセル,“置換前の文字”,“置換後の文字”)」を入力します。Enterキーを押すと該当の文字が置換されます。C2セルは正しい形式なので、変化はありません。


下の行にもコピーするとセルC5の文字列の中にあるアンダーバー(_)がハイフン(-)に変わっていることがわかります。

これですべての文字列が同じ形式に揃いました。Excelでデータを管理しているとこのようなデータの形式がバラバラということは結構起こりますので、関数を用いて効率的に修正していきましょう。
「コンサル流実務で役立つExcelテクニック」では、コンサルタントとして様々なプロジェクトに従事してきた著者が、実務において実際に活用したExcelのテクニックを紹介します。特に次のような業務に従事されている方に役立つテクニックを多く掲載しています。
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