筋トレしていると痛めやすい部位が手首です。私も以前にベンチプレスで手首を痛めてしまいました。
手首は日常生活でも非常によく使う部位なのでなかなか怪我が治らず、筋トレも思うようにできなくなってしまいます。ですが、筋肉を落とさないためにも筋トレをしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、なぜ筋トレで手首が痛くなるのか、手首を痛めないための方法、手首に負担をかけずに取り組める種目を部位別に紹介したいと思います。
目次
なぜ筋トレで手首が痛くなるのか
筋トレで手首を痛める原因の多くが、手首を寝かせた状態(背屈)で重い負荷がかかってしまう場合です。
そのような背屈の状態が発生するのが、ベンチプレス、ショルダープレスなどのプレス系の種目です。
ベンチプレスを行う際に、何も考えずにバーを握ると自然とこの背屈の状態になってしまっていることがあります。そのような状態でラックアップするとバーベルの重量がダイレクトに手首にかかり、手首を痛めてしまうのです。
その他、重量が重すぎて、手首が重さに負けてしまい背屈の状態になる場合があります。
手首を痛めないための方法
手首を寝かせない
まず、基本は手首を寝かせないことです。
腕をダランと下して拳を握った状態が、最も自然な手首の方向です。なので、トレーニングをする際もこの手首の方向を意識します。
ただ、意識をするといっても難しいので、リストラップなど手首を固定する道具を活用して手首を強制的に曲がらないようにすることをおすすめします。
ウエイトトレーニングをしていると日常生活ではありえない負荷が手首にかかってしまいます。なので、重い重量でトレーニングしないから大丈夫と思わず、積極的にリストラップやサポーターを使用することを推奨します。
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重量を下げる
次に重量を下げることです。
セット毎に手首に痛みを感じるようであれば、使用重量が自身のレベルに合っていない可能性があります。ベンチプレスを行う場合でも、大胸筋の筋力は十分あっても、手首を支える前腕の筋肉が不足している場合は、手首を痛める可能性があります。
なので、挙上可能な重量であっても手首に痛みを感じる場合は、重量を少し下げることを検討してください。
手首への負担が少ない種目
それでは、手首への負担が少ない種目を部位別に紹介したいと思います。
胸
ディップス
ディップスは、人間にとって自然な形でグリップを握りながら行うので、手首への負担が少ないです。上体を前に傾けながら行うことで胸に利きやすくなります。
マシンチェストフライ
マシンチェストフライは、手首に対して必要以上に負荷が乗ることを抑えてくれます。
背中
チンニング(懸垂)
チンニングは、手首の方向が重力に従うので、自然な形でグリップを握り行うことができます。
ベントオーバーロウ
ベントオーバーロウは、バーベルを下向けに握って行う種目なので、手首の方向が自然な形になります。
上腕二頭筋
アンダーグリップでのチンニング(懸垂)
アンダーグリップの状態でチンニングを行うことで、上腕二頭筋に利かせやすくなります。
上腕三頭筋
ディップス
ディップスは、人間にとって自然な形でグリップを握りながら行うので、手首への負担が少ないです。上体をできるだけ地面と垂直にして行うことで、三頭筋に利かせやすくなります。
ケーブルプレスダウン
ケーブルプレスダウンは、手首を必要以上に背屈させずに行うことができるので、手首への負担が少ないです。
肩
サイドレイズ
サイドレイズでは、手首が背屈することはないので、手首への負担はほとんどありません。
アップライトロウ
アップライトロウでは、手首が背屈することはないので、手首への負担はほとんどありません。
腹筋
ハンギングレッグレイズ
ハンギングレッグレイズは、手首の方向が重力に従うので、自然な形でグリップを握って行うことができます。
クランチ
クランチは、手をほとんど関与させずに行うことができるので、手首への負担はないです。
脚
ダンベルスクワット
ダンベルを持って行うスクワットです。重力の方向に従ってダンベルを持つので、手首が不自然な方向に曲がることは少ないです。逆にバーベルだと手首が少し曲がってしまうので、負担がかかる場合があります。
レッグエクステンション
レッグエクステンションは、手の関与が少ないため、手首への負担はほとんどないです。
手首を痛めやすいNG種目
次のような種目は手首が背屈しやすく、手首への負担が大きいので、手首が痛いときにはできるだけ避けることをおすすめします。
ベンチプレス
ショルダープレス
ライイング・トライセップ・エクステンション(スカルクラッシャー)
アームカール
アブローラー
バーベルスクワット
まとめ
以上、筋トレで手首を痛める理由、防止する方法、手首への負担の少ない種目をご紹介しました。まずは、日ごろ手首を痛めないための基本を実践いただければと思います。それでも痛めてしまった場合は、無理のない範囲で、本記事で紹介した種目などに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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