主なプロテインの種類と特徴 -動物性・植物性/原材料/コンセントレート・アイソレート

こんにちは、Junyaです。

以前の記事でプロテインが必要な理由、メリットをご紹介しました。ただ、プロテインと一口に言っても色々な種類があり、特徴も異なっています。

本記事では、現在一般的なプロテインの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。プロテイン選択の参考になれば幸いです。

目次

プロテインの種類

下図がプロテインの種類をまとめたものになります。

豊富に種類があるので、食に対する価値観、アレルギーの有無によっても選ぶことができます。

プロテインの種類は、まず動物性の食材に由来するか、植物性の食材に由来するかによって異なります。

動物性の食材では、次のようなプロテインがあります。

  • 牛乳を原材料とするホエイプロテイン・カゼインプロテイン
  • 卵を原材料とするエッグプロテイン
  • 牛肉を原材料とするビーフプロテイン

植物性の食材では、次のようなプロテインがあります。

  • 大豆を原材料とするソイプロテイン
  • エンドウ豆を原材料とするピープロテイン

その他、製造方法によっても分かれますが、その点は後述します。

以下、順にそれぞれのプロテインの特徴を説明します。

ホエイプロテイン

ホエイプロテインは牛乳由来のプロテインで、低カロリーで吸収が早いのが特徴で、運動直後の摂取に適しています

ホエイプロテインにはWPC、WPI、WPHの種類があります。

WPC

WPCはWhey Protein Concentrate(ホエイプロテイン・コンセントレート)の略で、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、乳糖といったタンパク質以外のものが比較的多く含まれています

タンパク質含有量は70~80%程度のものが多いです。WPCは、WPIと比べると安価で味の種類も豊富です。

ただし、WPCには乳糖が残っており、乳糖不耐症の人はお腹を下してしまうことがあります。そのような人は次のWPIがおすすめです。

ゴールドスタンダードプロテイン

WPI

WPIはWhey Protein Isolate(ホエイプロテインアイソレート)の略で、タンパク質以外の成分が少ないのが特徴です。純粋にタンパク質だけを摂取したいという人におすすめです。

タンパク質含有量は90%を超えるものが多いです。一方で、WPCに比べて価格は高く、味の種類も少ないというデメリットはあります。

乳糖が含まれていないので、牛乳でお腹を下しやすい人も安心して飲めます。

WPH

WPHはWhey Protein Hydrolysateの略で、WPCに酵素を加え、ペプチド状態(アミノ酸が十数個から数十個つながった状態)に分解したものです。

その特徴は、既に分解されているため、WPC、WPIと比べて消化吸収のスピードが速く、胃腸への負担が低いです。一方で、タンパク質含有量はWPIよりも低く、価格は高くなることが多いです。

WPHが消化吸収が早いため、浸透圧性下痢(腸から吸収されない浸透圧の高い食物や薬剤が原因で浸透圧が上昇し、水分と電解質のバランスが崩れ、引き起こされる下痢)になる可能性があります。

プラチナム ハイドロホエイ プロテイン 1.58kg ※ターボ チョコレート風味

カゼインプロテイン

カゼインプロテインもホエイプロテイン同様、牛乳由来のプロテインです。

ホエイプロテインとは異なり、吸収がゆっくりなので、成長ホルモン分泌に合わせて就寝前の摂取に適しています

エッグプロテイン

エッグプロテインは卵由来のプロテインで、ホエイプロテインと比べて脂質が少なく、乳糖も含まれていません。また、アルブミンと呼ばれる筋肉の損傷した箇所にアミノ酸を運搬する成分が含まれており、運動直後に摂取することでより筋トレの効果を向上させることができます

ただし、ホエイプロテインに比べて価格は高く、味もそれほど良くはありません。

ビーフプロテイン

ビーフプロテインは牛肉由来のプロテインで、筋肥大効果のあるクレアチンやビタミンB群が豊富に含まれています

クレアチンはアミノ酸の一種であり、筋肉のエネルギーを持続させたり、筋肉を成長させたりする効果があり、ホエイプロテインには含まれていません。タンパク質含有量も90%を超えるものもあります。

ただし、現状、ホエイプロテインに比べて価格は高く、種類もそれほど多くはありません。

ソイプロテイン

ソイプロテインは大豆由来のプロテインなので、植物性タンパク質を摂取することができます。牛乳でおなかを下しやすい人などにおすすめで、ダイエットなどに適しています。また、ソイプロテインにはアルギニンが多く含まれていることも特徴です。

ただ、ホエイプロテインに比べて味の種類も少なく、あまりおいしくはないです。

ソイプロテインには、SPC、SPI、大豆ペプチドの種類があります。

100% 大豆プロテイン

SPC

SPCは、Soy Protein Concentrateの略で、大豆から大豆油を取り除いた脱脂大豆から、水溶性の非タンパク質部分を取り除くことによってタンパク質部分を抽出したものです

この方法だと大豆に含まれる炭水化物が残りやすく、タンパク質含有量は70%程度となります。

SPI

SPIは、Soy Protein Isolateの略で、SPCから更に炭水化物を取り除いたものになりです

タンパク質含有量は90%程度に達します。

大豆ペプチド

大豆ペプチドは、SPIに酵素を加え、ペプチド状態(アミノ酸が十数個から数十個つながった状態)に分解したものです。

WPHと同様で、既に分解されているため、SPC、SPIと比べて、消化吸収が早く、胃腸への負担も少ないです。一方で、タンパク質含有量はSPIよりも低く、価格は高くなることが多いです。

ピープロテイン

ピープロテインは、主に黄色エンドウ豆(pea)から作られたプロテインです。エンドウ豆は、牛乳、大豆と比べてアレルギーとなる可能性が低く、幅広い人が摂ることができるプロテインです。

しかし、エンドウ豆は大量に収穫することが難しいため、ホエイプロテインやソイプロテインと比べて価格は高くなります。また、味がそれほど良くなく、種類も少ないため、常飲するにはあまり向いていないと思われます。

まとめ

以上が、主なプロテインの種類と特徴です。想像以上に色々なプロテインがあったのではないでしょうか。

タンパク質を補うという点は共通していますが、食に対する価値観、アレルギーの有無、トレーニングの目的(筋肥大かダイエットか)、タンパク質含有量などによって、プロテインを使い分けることができます。

是非プロテイン選びの参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

Junyaと申します。都内のコンサルティングファームで働いております。まだまだ若輩者ですが、私の得た経験や感じたことを本ブログで紹介できればと思います。
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